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希望新聞:東日本大震災 災害に強い施設に建て替え 一関藤の園、エネルギー自給型に

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111104ddm035040028000c.html (below cache 2011/11/04)

 震災で建物に被害が出た岩手県一関市の児童養護施設「一関藤の園」(マウエル・クリスタ園長)で、再生可能エネルギー発電装置を備えた新施設の建設計画が進んでいる。ドイツ系NGOや企業の支援によるもので、藤の園は「独立したエネルギー装置を持つ施設を、復興のモデルにしたい」と意気込んでいる。

 築32年の建物は老朽化が進み、耐震基準も満たしていない。今回の地震で地盤が沈み、建物にひびが入ったが、今も4〜18歳の子ども57人が暮らしている。

 藤の園の支援母体は、ドイツに本部を置くカトリック組織。園長もドイツ人の修道女で、被災を知ったドイツ系のNGOなどが新たに支援組織を作り、450万ユーロ(約4億8000万円)の寄付を集めた。藤の園側が「エネルギーを自給できる施設にしたい」と提案。ドイツ人専門家の技術指導を受け、日本の会社が設計した。

 新しい施設は4階建てで総面積は約2300平方メートル、定員は64人。屋上に設置したソーラーパネルで発電するほか、太陽熱を利用して給湯や暖房をまかなう。地元の廃材やもみ殻を使ったバイオマス熱電装置も設置する。渡部俊幸副園長は「災害に強い施設になる。地域の避難所としても役立つようにしたい」と語った。完成は12年11月の予定。問い合わせは藤の園電話0191・23・1544。【中川聡子】

毎日新聞 2011年11月4日 東京朝刊 毎日新聞社

世界の支援で再建へ 一関・震災被害の児童養護施設

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111024_10  (below cache 2011/11/04)

 【東京支社】東日本大震災で大きな被害を受けた一関市山目の児童養護施設一関藤の園(マウエル・クリスタ園長、57人)の建物が、ドイツをはじめ世界からの支援で再建される。都内で23日開かれた「ドイツフェスティバル」で新施設の模型が披露され、来日中のクリスチャン・ウルフ大統領と共に皇太子さまが視察された。

 フェスティバルは東京・広尾の有栖川宮記念公園で開かれ、一関藤の園の再建プロジェクトを紹介するブースが設けられた。

 プロジェクトの中心となっている国際NGO、マルティーザ・インターナショナルの担当者が皇太子さまとウルフ大統領に説明。再生可能エネルギーを最大限活用する施設に、皇太子さまは「素晴らしい」と感心された。

 約7億円の事業費全額を支援によって賄う。現在地に再建される鉄筋コンクリート4階建ての新施設は法令の1・3倍の耐震強度を持ち、災害時は地域の避難所になる。太陽光発電やもみ殻によるバイオマス熱電装置も備え、来年2月着工、11月完成を目指す。 (2011/10/24)

岩手日報社 岩手日報

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