エネルギー自給自足の建築技術
シンクタンク Thinktank
家の燃費
ある建売住宅開発会社の企画担当と太陽熱システムの話したら、突然面白いこといわれました。
太陽は熱源として永久無料といったときです:
「興味がない!」。
多分かなりびっくりした僕の顔を見て、こう説明してくれました:「光熱費はどうでもいい。客が払うから」。
なるほど。物売りの市場原理。安く造って、格好よく見せて、売る。
その後の出費は販売側の問題ではないのは役割分担の切り口の当然な結果です。
確かに、日本(*1)では家の燃費の分かりやすい評価基準がない。家の使い方、ライフスタイルなどでばらつきもあるでしょう。しかし、家の寿命全体にわたって光熱費が建築費を上回ることが考えられます。
オーナーの意識の出番です:百円の燃料か百円の断熱材、買主に選択枝があります。
販売主は興味がないからこそ、買主は家の燃費に注目を。
(*1)現時点。ドイツなどではエネルギー証明書(Energie Zertifikat)制度があります。
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続く..
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